2007年3月

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今回の現場は「壁面のウエット仕上げ(テスト施工編)」です。
今回の現場は、福岡市内のマンションエントランス部分壁面、
色違いによる「ウエット仕上げ作業(テスト施工編)」です。

お仕事の依頼内容を聞き「ウエット仕上げ」と言えば!
耐候性塗膜保護剤 AD−セラレジン1 ! と思っていたのですが、よくよく話しを聞くと「あらかじめ他社のコート剤(浸透性吸水防止剤)が塗布されている」との事でした。

今回の様な現場で、作業を行う場合「他社のコート剤との相性、効き具合」・「塗布した時の状況が不明確」と言った点で、AD−セラレジン1に限らず、コート剤の性能をどれだけ発揮できるのか予測し難い為、通常の作業と比べてかなり厳しい状態でしたが、

まずは現場にてテストを行い、現在の状態を把握する事なりました。

石材は「モカ」非常に吸水率の高い石種の1つです。
まずは、先に塗布されたコート剤がどのぐらい効いているのかをチェックです。
吸水が著しく低い状態では、セラレジン1の内部への侵入が阻害され、十分なウエット感は得られません。

石材表面を水で濡らし、染み込みの具合を見たところ、微妙にコート剤が効いている状態であった為、部分的にセラレジン1の塗布を行ないました。

実は、この「微妙に効いている」と言うのがクセモノ。
1枚の石の中で、吸水率のムラ・もともとの石の柄がある為に、一度塗布しただけでは十分なウエット感と一体感は得られません。最終的に合計4回の重ね塗りを行った結果、なんとか色と柄は落ち着きました。

しかし、今の色の濃さが本当の濃さではありません。
「他社のコート剤との相性、効き具合」を確認する為には、数日間そのままの状態で放置し、最終的にどの程度ウエット感が残るかを確認しなければならない為、テスト施工はこれにて終了、数日後の結果報告を待つ事となりました。