エントランス御影石 床面 ウエット仕上げ

いつも多くのご訪問を頂きありがとうございます。

今回のビズ日記は、テナントビルのエントランス床面
御影石のウエット仕上げに関する、作業報告です。


いつもお世話になっているお取引先から
「床面にシミがあるので、取れるか判断して欲しい」との連絡があり
現場確認とテスト施工のため、現場へ向かいました。


そこにあった「石」と「シミ」は

御影石 G684 と シミではなく色抜けでした。
石色の濃い箇所と薄い箇所が混在し、色ムラの多い床面となっていました


という事で、石材用濡色・ウエット仕上げ剤 AD-セラレジン5を使用して
床面全体を濃くし、ムラを目立ちにくくする事となりました。


コート剤を塗布するためには、まず「石をキレイにすること!」

酸性の洗浄剤は使用できないため、石材用アルカリ洗浄剤 AD-5で洗浄です。
こちらは、日常清掃と定期清掃をされているため汚れも少なめです。


洗浄後 翌日の状態


AD-セラレジン5塗布

手の届く範囲で、均一に塗布します。
薄く塗らず、しっかりと塗布面全体が濡れ色になるように塗布する事がポイントです。

また、AD-セラレジン5は、AD-セラレジン1と比較し乾燥が早いため、
一度に塗布する面積を欲張らない事も大切です。


AD-セラレジン5拭き取り

拭き取りが疎かになると、表面に残り余計な艶が出てしまします。
「しっかりと拭き取ること」これも、AD-セラレジン5の施工ポイントです。


AD-セラレジン5 塗布前



AD-セラレジン5 塗布後

しっかりとした濡れ色仕上げの完成です。

AD-セラレジン5を塗布しても、色抜けがひどい箇所は、若干その跡が見えます。
しかし、色飛びが薄い箇所は、ほとんど見えなくなり床面の色が全体としてまとまり、
落ち着いた、良い感じの仕上がりとなりました。